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あの日から1年 [世の中のこと]

東日本大震災(私の中では「東北関東大震災」なのだけど)から1年立ちました。

自分は東京で仕事中に地震に遭い、帰宅困難者になりほぼ徒歩で帰宅した組です。
あの日はありえない事態が起きた事の実感がなく、実感はないものの揺れの恐怖、それからニュースで見た東北の映像に心底胸を痛め、それから精神的に低空飛行な日々を過ごしました(今もかも)。
でもその後は節電に気をつけながら冬と夏を過ごしたくらいで日常は少しずつ戻り、今日を迎えました。

あの日を境に変わったという人の話をあちらこちらで見聞きし、私は何もかわらないなぁと思ったのですが本当にそうか?と思い返してみました。
思い返してみれば、こんな気づきや経験がありました。

1)あの日から、人間のイヤな部分をたくさん見ている。
 でも人間の本来の部分なのよね、という事も納得。自分が安心するために他人を叩くのも自然な心理。

2)誰かを応援するためにお金を出そうという気持ちに初めてなった。
 募金の話ではなく、ジャーナリズム方面ですね。
 ここまで良い活動をしてくれるんだからもっとがんばって欲しいという意味で。

・NHK http://www.nhk.or.jp/
 (いや、受信料は前から払っていますが、払っている事に納得できました。
  この1年は本当に良い仕事をしてくれたと思います。民放のお涙頂戴特番なんて見る気がしない)
・ニコニコ動画 http://www.nicovideo.jp/
 (震災直後からのテレビ中継、Ustreamもですがあっぱれでした。
  報道部の働きもすばらしいと思いついにプレミアム会員になりましたw)
・津田大介さん https://twitter.com/#!/tsuda
 (震災直後から自分に出来る事を探して行動してくれた事、冷静な姿勢、
  本当にすごいです。津田さんの有料メルマガを創刊時から取り始めました)

3)単なる募金以外の支援を知る。
 ふんばろう東日本 http://fumbaro.org/
 ここは凄いです。赤十字に募金する事が不安(いつ被災者にお金が渡るのかわからないという意味で)な人は是非見てください。直接被災者の手助けをできる方法を作ってくれました。
 私もアマゾンのウィッシュリストを使った支援と、冬物家電プロジェクトに参加しました。
 ※今は物による支援は落ち着いてきていて、次の段階への切り替えをしていくつもりのようです。

4)原子力発電・放射線の基礎の基礎の基礎知識が身に付いた
 これはTwitterがあって本当によかった。自分が物理の先生をフォローする日がくるなんて夢にも思いませんでしたが…わからないままが一番怖いですよね。わからないまま怖いよりわかってて怖い方が人間意外に落ち着くものだと言う事がよくわかりました。

こんなモンですね…あとは価値観が他人と合わないのは当然だ、という今更な事を痛感・納得した事ですかね…。やっぱり大きな変化はない…??

私個人の話はこの程度のものですが、震災復興はこれから10年単位で見て行かなければいけないことです。他人事と思わず(本当に今回はたまたま東京はあの程度で済んだと思っています)ずっと見守って行きたいと思います。

最後に、震災の犠牲者・被災者の皆さんの平安を心よりお祈り致します。
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